虫が苦手で思うこと

最近蚕の飼育を始めて思い出したことです。

前提として自分は虫が凄く苦手です。
特に芋虫系は見たら悲鳴をあげるぐらい苦手です。

自分は田舎の生まれで(今も田舎に住んでいますが)、小学校(今は廃校)は家のすぐ近くにあり田舎ということで1クラス10人前後でした。

そしてこれも田舎ということなのでしょうか、クラスのみんな虫が平気だったんです…特に凄かったのがみんな毛虫を素手で掴めるということでした。

もちろん私は見るのもムリ!掴むのもムリ!見たら悲鳴…だったので、(今思えば)クラスでよくそのこと(芋虫を見ると悲鳴をあげること)をからかわれました…😅
だから、からかわれないようにクラスで一番仲がよかった友達(今でもたまにメールのやりとりしてます)の家に行って毛虫を掴む練習をしました。
友達(毛虫掴める)は応援してくれたのですが、やっぱり自分は掴むことができず…それが悔しくもあり、情けなくもありコンプレックスで、毛虫が掴めない自分はおかしいんだと当時は思いこんでいました。

そして町場の中学、ローカル都市の高校と進学したのですが、だんだん気づいたんです。
虫が嫌いな人の方がはるかに多い(気がする)ことを…
自分あまり知り合いも友達も多くはないですが、やっぱり虫が嫌いな方多いです。

だから、たまたま小学校の同級生が虫に強い子が多かっただけで、自分は芋虫が苦手なことがおかしくはなかったんだなと今なら思います。

でも子供の時感じたコンプレックスは大人になってもちょっと引きずります…😓

自分が蚕の飼育を始めたのは、実家が昔養蚕やっていたから自分も体験したい、シルクについてもっと知りたいが一番の目的ですが、心のどこかでは上記のコンプレックスを克服したいが一番の目的だったのかもしれません…。

でもいざ飼育を始めると蚕ってすごく魅力的ですし、自分でも不思議なぐらい普通に触れるし掴めます。
約20年越しでしたが、小学生の自分に蚕掴んだよ~芋虫さわったよ~って教えてあげたいです。